【編入】文系と面接
文系の人にとっての最大の不安要素が面接ではないかと思います。
文系の人の場合、「文系出身だけど、理系の考え方だってちょっとは分かってるんだからねっ」というアピールをするのがいいのかなと思いました。できれば根拠となる具体的なエピソードつきで。*1
なぜかというと、「文系の人だと、入ってから勉強についてこられるかが不安」と面接で言われたからです。
理系の知識を持っているか・覚えられるかは筆記試験で問える。
論理的に思考できるか、は文系だって支離滅裂な考えをしてるわけではない(とはいえ、理系の人から見たら文系の論理は厳密性に欠けるって感じることもあるとは思う)。
となると残るはパラダイムというか、考え方のことかな?と思った次第です。
実のところ、面接まで進んだのが2校しかないのでここまで一般化していいものか分かりません。
でも2校に共通して突っ込まれた点なので挙げておきました。
文系は確かに不利だけど(そもそも出願できない大学もあるし)、とってもらえる可能性のある大学を選んで、筆記で点数をとって、志望動機とか将来のプランについてもちゃんと話すことができれば、世間で言われているほど絶望的ではないのでは、と思います。*2
KA○Sの人は正しかった。
「やっぱ文系は入れてもダメだわ」と思われないよう、入ってからも頑張ります(。ì _ í。)
この数日でものすごい字数書きました。
書きたかったことはだいたい書けたかな。
しかし合格体験記じゃなくて、本当は受験生の日常をつづるブログにしたかったんだ・・・。
【編入】使った教材:小論文・面接
使った教材まとめ、ラストの小論文と、おまけの面接です。
小論文
「医学部への小論文」
一般入試用の本です(というか編入の小論文対策の本って見つからないんですが、あるのかな)。
医学部を受けるにあたって知っておくべきこと、答案作成のプロセス、両方が載っています。
「新 理系の小論文」
いわゆる「医系小論文」の本では、尊厳死とかQOLとか出生前診断とか、そういった医療がテーマになっている小論文の書き方は分かるんですけど、「小論文と言いつつ実質考察問題じゃないすか」という問題に対処できません。
この本は、資料から結果をまとめる方法とか、結果から考察をさせる問題への対応とかを事細かに書いてくれてあります。
テーマは医療に限りませんが、テーマについての知識を深めることでなく、回答の仕方そのものに重点を置いているので問題ないです。
医療以外のテーマから出題する大学も多いですし。
理系でバリバリ論文書いてきましたが何か、という人だったら考察問題も余裕で書けると思いますが、そうでない文系人間にはありがたい本です。おすすめ。
この1冊を紹介するために教材まとめを書いたといっても過言ではないくらい。
小論文も実際に添削してもらわないことには、と思ったので、Z会の講座も受講しました。
が、結局答案はあまり提出せず・・・。
面接
医学部の面接
医学部の面接ってどういう感じなの、というところが知りたくて読んでみた本。
これも一般入試、つまり高校生向けの本です。
質問例は参考になりましたが、回答例がなんというか、意識高すぎ。
編入試験の面接については、合格者の方のブログの方が参考になりました。
以上で使った教材まとめ完結です。
読んでくださってありがとうございました!
【編入】使った教材:化学・物理
使った教材まとめ四つ目、化学と物理です。
とにかく生命科学がやばい!!と思っていてそっちばかりやっていたので、化学と物理に関しては、特別な対策はしていません。
なので書く意味があるのかどうか甚だ疑問なのですが、書かないのもなんか気持ち悪いので、一応さらっと書いておきます。
化学
高校レベルのみ。
せめて有機くらいは大学の範囲をやっておきたかったんですが、生命科学にとにかく時間がかかって手が回らず。
「必修整理ノート」シリーズ
書き込み式のテキストで、基本的な部分のまとめに使いました(今の課程だと、これを「基礎の」とか書いちゃうと「化学基礎」みたいになっちゃうからややこしい。「化学」も「基礎なし化学」か分野としての「化学」か区別しにくいし、なんでこんな面倒くさい名前にしたんだ文科省)。
実際に買ったのは旧課程版です。
これの生物のやつも使ったんだけど、書き忘れてた。あとで修正します。
「化学 基礎問題精講」
一般入試対策で使った問題集。
生物同様、これを何周か解き、「標準問題精講」は買っただけであまりやってません。
「視覚でとらえるフォトサイエンス 化学図録」
文系出身で実験関係はめちゃくちゃ弱いので、実際に実験をしてる時はどういう物質や道具を使って、どうなっているのか?を意識するために使いました。
写真つきでイオンとかの色は特に分かりやすいんですけど、編入だと無機ってあんまり関係ないのよね・・・。
電子軌道等、高校化学をちょっと逸脱する話も載っていて、お値打ちだと思います(これを読んで理解できたとは言っていない)。
新課程視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録 (フォトサイエンス図録シリーズ)
- 作者: 数研出版編集部
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物理
これも基本的に高校の範囲のみ。
物理は一般入試に使っていないので、本当に適当にしかやっていません。
「新しい高校物理の教科書」(ブルーバックス)
とりあえずこれ1冊で、物理をほんの少し分かった気になれました。
計算式が少なく、どういう現象を扱っているのかイメージしやすいです。
計算式が少ないといっても公式の導出過程は書いてあるので、演習につなげやすいと思います。
新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
- 作者: 山本明利,左巻健男
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「橋元の物理をはじめからていねいに」
公式をどうやって使うかを知りたかったので読んでみました。
一から丁寧に解いていったわけではないです。
私が読んだのは下に貼った旧課程版。
物理は新課程旧課程あんまり関係ないと思うけど、新課程の「(基礎のついていない)物理」バージョンが見つかりませんでした。
橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (力学編) (東進ブックス―名人の授業)
- 作者: 橋元淳一郎
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橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (熱・波動・電磁気編) (東進ブックス―名人の授業)
- 作者: 橋元淳一郎
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でも物理の本を今買うならこっちかな?という気もする。
「視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録」
物理も一応図録を買いました。
物理の本って2冊にわかれてることが多いのに、1冊に全ての分野が載っているというのが便利。
でもあまり使わなかったような気がする。
見てるぶんには楽しいんですけどね、勉強になるとちょっとね・・・。
「微積で楽しく高校物理がわかる本」
微積使うと物理って超楽だよ〜という話をいたるところで耳にするので読んでみた本。
公式どうしのつながりが分かったりして、趣味的な知的好奇心はわりと満たされました。
物理の見方は変わりましたが、試験対策になったかというと微妙。
図解入門微積で楽しく高校物理がわかる本 (How‐nual Visual Guide Book)
- 作者: 田原真人
- 出版社/メーカー: 秀和システム
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お恥ずかしいかぎりですが、こんな杜撰な対策でも他の科目を頑張ればなんとかなる、という例にはなったでしょうか。
入学後に苦労するだろうなあとは思っています。
それと、合格通知をいただいたのとかは全部壮大な勘違いで、実は受かっていなかったという線をまだ捨てきれていません。
でも入学後は時間がないだろうし、参考書についての記憶も薄れていく気がするので、今書くしかないという・・・。
次は小論文について書いて、それで完結のつもりです。
【編入】使った教材:英語
使った教材まとめ三つ目、英語です。
英語は他の科目と違って、本だけで勉強したわけではないので、ちょっとまとめ方を変えました。
読みにくかったらごめんなさい。
英語を勉強するにあたって気をつけていた三本柱が、
- 単語
- 英文に頭を慣らすこと
- 英作文
です。
私は英語が(理系科目に比べれば)得意な方だったので、基礎的な部分はすっ飛ばして勉強していました。
もしセンター英語もおぼつかない感じだったら、基本的な単語・文法は確認しておいた方がいいです。
単語
まず一つ目の単語についてですが、過去問を数校から送ってもらって文章を読んでみて最初に抱いた感想が、「単語がわからなくて読めない・・・」でした。
そこで、
- 過去問・日々読む文章(選び方は後述します)に出てくる単語で知らないものをピックアップして単語帳にまとめる
- 単語の本をやる
というのを、併行を心がけつつ、でもやることが多すぎると心が折れるので1.を優先させて時間があれば2.を、という感じでやりました。
あと、「エッセンシャル細胞生物学」にでてくる英単語も一応覚えました。
2.の単語の本として買ったのは「話題別英単語 リンガメタリカ」と「医歯薬系入試によくでる英単語600」です。2冊目はいろいろと仕掛けがあって面白いです。
前述の通りこっちはサブの位置づけなので、そこまできちんと取り組んだわけではありません。
ちなみに、KA○Sが英語対策の問題集も出しています。
過去問が収録されている大学は限られていますが、巻末の単語リストは好評の模様。
英文に頭を慣らすこと
過去問を数校分見てみると出典がどれも似た感じだったので、Nature Newsとかblogを読むようにしました。
面白そうな記事を拾って読んでみるのもいいですが、STAP細胞とかエボラとか、テーマを決めて経過を追ってみるのも楽しいです。
Natureのサイトが私には使いやすかったのでここばかりでしたが、ScienceとかNEJMとかも読んでバランスを取った方がよかったなと思います。
その他、日本語のニュースで海外発表の理系・医療系のものがあったら英語で検索してみて、ヒットする英語の一般人向けのニュースも読んだりしてました。
また、プリントした記事のストックがない時や外出時には、上に挙げた単語の本(いずれも長文の中で単語を学ぶというつくり)を読んでました。
何校かの問題を見た限りでは、こういう専門的なサイトのニュース記事程度が読めるようになっておけばよくて、バリバリの論文までは必要ないなという印象。たぶん、そうじゃない大学もあると思いますが。
それでもNatureとか敷居が高くて手が出ないわという方、「『ネイチャー』を英語で読みこなす」というブルーバックスを読むと、一般人でもNature読んでいいんだ、面白そう!と思えます。
私はこれでだいぶハードル下がりました。
「ネイチャー」を英語で読みこなす―本物の科学英語を身につける (ブルーバックス)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/06/21
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こっちはきちんとは読んでいないんですが、「理系のための英語最重要『キー動詞』43」という本も、英文が読みやすくなりそうだなと思いました。
大学によっては、英作文対策にもなるかもしれません。
理系のための英語最重要「キー動詞」43 600超の例文で独特の用法を完全マスター! (ブルーバックス)
- 作者: 原田豊太郎
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英作文
独学はどうしても自信がなかったので、一般入試対策も兼ねてZ会の「英作文応用」という講座を受講していました。この講座には、自由英作文もありました。
が、やっぱり一般的な文ばかりなので、どこまで編入対策になったかは謎・・・。
編入試験の英作文はテクニカルタームが難関です。そんな単語知らねーよ。・゚・(ノД`)・゚・。がバンバンありました。
ただ、単語で勝負が決まるとなると医療系出身の人と帰国子女が有利になりすぎてしまうので、それは考えにくいような気もします(そういう人を採りたい大学は別ですけど)。
知らない単語が書けなくても減点されるくらいだろうし、他の受験生もそんな単語知らないはず。代わりに構文では絶対にコケないよう、少なくとも一般入試と同様の対策は必要かなと思いました。
その他
要約問題を課す大学もあるので、何か対策をしなくちゃと思ってはいましたが、一般入試対策にシフトしたこともあって結局手が回りませんでした。
というわけで英語は以上。
残る科目は対策をろくにしていないのでちょっと書きにくいです・・・。