【編入】使った教材:生命科学(生物) 大学教養レベル
使った教材まとめ二つ目。大学教養レベルの生命科学についてです。
「Essential細胞生物学」
言わずと知れた、編入試験のバイブル的存在。
翻訳物らしく、説明が詳しい代わりに分厚いです。まとめノートを作ろうとしましたが、あまりの分厚さに挫折。
最終的には、次の「理系総合のための生命科学」と合わせて使用しました。
- 作者: B.et al. Alberts,中村桂子/松原謙一
- 出版社/メーカー: 南江堂
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 29回
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「理系総合のための生命科学」
恐らく、東京大学の講義のためのテキスト。
それほど厚くなく、生命科学の様々な分野がよくまとまっていると思います。代わりに解説はあっさりめ。
高校生物の「生物 知識の焦点」と同じく、書き込み用のテキストとして使用しました。
「Essential細胞生物学」と併行して読み、重要だなと思ったところを「Essential細胞生物学」でなくこのテキストに書き込んでいく、という感じです。
理系総合のための生命科学 第3版〜分子・細胞・個体から知る“生命"のしくみ
- 作者: 東京大学生命科学教科書編集委員会
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: 単行本
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私が使ったのは第2版です。
「自分で作る生化学ワークノート」
ひたすら穴埋め問題。
看護学生用の教材のようです。
編入対策の生化学テキストとしては「シンプル生化学」の方が一般的らしいのですが、私は「シンプル生化学」を理解できるレベルに達していなかったので、これで基礎の基礎からやりました。
高校化学から編入の生化学への橋渡しにいい本です。
このシリーズ、他にも何冊か出ているみたいで、今度大きな本屋さんに行ったら見てみようと思っています。
(2018年2月追記)
入学後に知った、このポジションにこの本使えばよかった、という本があるのでご紹介します。 上に挙げた穴埋め式のテキストより、もうちょっとつっこんだ内容です。
高校で生物を選択せずに医学部に入った人が使ったりしてるらしいです。受験生当時に知っていたかった(当時すでに出てた旧版のレビューをみるとかなりの高評価なので、私のリサーチ不足)。
(追記ここまで)
「シンプル生化学」
「生化学ワークノート」を一通りやった後、辞書的に分からないところを調べる用に使いました。
これも、実際に使ったのは改訂第5版。
「生化学辞典」
定価がけっこうするので、ちょっとくらい古くてもいいやと思って旧版のものを買って使ってました。
ネット検索もいいけど、手元にあるとやっぱり便利。
名前は生化学ですが、色々な分野について書かれてます。
「医学部編入への生命科学演習」
最初の最初、これを軸に生命科学を勉強しようと思っていたんですけど、難しすぎて挫折しました。
生命科学を一通り済ませた人が、仕上げのために解く本でした。解説もないに等しいです。
過去問を公開していない大学が多い中、実際に出題された問題が見られる点は貴重。
でも収録されている大学には偏りがあります。
やるかどうかは志望校の出題傾向を調べてから決めた方がいいと思います。
「現代免疫物語」「新・現代免疫物語」(ブルーバックス)
KA○Sのイベントでいただいた合格体験記によく出てくるので買ってみました。
すごく面白いです。
免疫の分野って似たような言葉がたくさん出てきて、覚えにくいなあと思っていたのですが、これを読んだらすっきり整理できました。
とはいうものの、試験前には1冊目しか読んでいなくて、今2冊目を読んでいるところです。
現代免疫物語―花粉症や移植が教える生命の不思議 (ブルーバックス)
- 作者: 岸本忠三,中嶋彰
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/20
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新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 (ブルーバックス)
- 作者: 岸本忠三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 新書
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使った、といえる本はこれくらいです。
改めて他の方のブログで同様の記事を拝見すると、全然勉強してない分野もあって今さらながら戦慄。よく受かったわ・・・。
というか、受かった実感が未だに全くありません。全部ドッキリとか勘違いだったらどうしよう。
英語とその他については、今度書きます。
【編入】使った教材:生物 高校レベル
時間があるうちに、編入試験対策に使った教材をまとめておきます。
ただでさえ情報が少ない編入試験、試行錯誤している時に色々なブログにお世話になって、私もお返しがしたいなと思ったので。
まずは高校レベルの生物についてですが、これは一般入試対策に使っていたものです。
ただし私は一般入試には落ちてます。そのへんは割り引いて読んでください。
「必修整理ノート」シリーズ
一番最初に使ったがゆえに書き忘れていた2冊。
書き込み式のテキスト。
ただ、Amazonのレビューによると新課程版には誤植があるらしいです。
今買うなら、「リードLightノート」にするかなー。
「必修整理ノート」よりは厚いですが、内容が充実している気がするし、演習問題も載っています。
こういうテキストって、内容ももちろんですけどレイアウトにも使いやすさが左右されると思うので、実際に手に取って確認してから買うのがおすすめです。
「生物 基礎問題精講」
メインに使った問題集。何周かしました。
「標準問題精講」の方も買いましたが、基礎が弱いのが気になっていたため、そっちはあまりやりませんでした。
でも「標準」にはミカエリス・メンテンとかも出てきます。なので編入対策にも使えるかもしれません。
重問は結局買わなかった。
「お医者さんになろう 医学部への生物」
記述対策に、といいつつ真面目に解いたのははじめの方だけ。
パラパラ読んでみるだけでも医学部特有の問題の傾向が見えてきます。
そういう意味では、編入対策にもなったかなーと思います。
「生物 知識の焦点」
メインの参考書。
すっきりしたレイアウトで見やすいです。
余白が多いので、問題集を解きながら新たに知ったこと等を書き込んで、まとめノート代わりにしてました。
「田部眞哉の生物 合格○講」シリーズ
説明が細かく、暗記用の語呂合わせ等も載っているので分かりやすいです。
イラストもかわいいですが、こういうノリが苦手な人には合わないかもしれません。
新課程版が出てないっぽいのが残念。
恐らく最新のバージョンが出たのは2013年なんですけど、何で旧課程版で出しちゃったんだろう。
実際に私が持ってるのはもっと古いやつです。
「ゴロまんが327生物Ⅰ+Ⅱ」
今さら(2018年)思い出したので追加。
ゴロがひたすら載ってます。
医学もそうですが、生物って「脈絡ないけど覚えないといけない」ことが多いので、語呂合わせは有用。この本のやつはけっこう使った覚えがあります。イラスト付きで覚えやすい。
これも新課程に対応してるやつが出てたらいいんですけど、どうなのかなー。
ゴロまんが327生物?+? (大学受験 フレーズ&絵で覚える)
- 作者: 小林秀明
- 出版社/メーカー: 文英堂
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 単行本
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「フォトサイエンス 生物図録」
参考書の絵じゃ分からないことを確認する用に。
見てるだけでも楽しいです。
大学教養レベルの生物とその他の科目については次の機会に。
【編入】予備校について
モヤモヤするので白状しておきますと、今回の編入試験には完全な独学で挑んだわけではありません。
公開模試と直前講座のみ、K○LSを利用しました。外部生でも受けられるやつ。
なので払ったお金は総額2万5千円くらいでしょうか。
これくらいなら万年金欠人間にも出せた(`・ω・´)
公開模試
3月末にイベントで「ゴールデンウィークの公開模試で上位3割(詳しい数字はよく覚えていません)に入っていれば望みはある」と仰っていたので、自分の位置を確かめるためにいっちょ受けてみっかとなったわけです。
結果、
- 生命科学(生物)は偏差値30台(やばい)
- 英語は偏差値60台後半
- 物理、化学は高校の範囲も危うい私でも偏差値50前後
- 物理、化学はそもそも英語&生物に比べて受験した人が少ない(←受験で使うつもりの人が少ない?)
という感じでした。
それまで、K○LS生=高いお金を払っていい授業を受けている=あらゆる試験で高得点をとるサイボーグ集団、みたいに思っていたので(K○LS生のみなさんごめんなさい)、
生命科学さえ頑張れば、意外と勝負できるかも?と印象が変わりました。
直前講座
志望校対策の英語・生命科学を受講しました。
過去問が解説つきでもらえるのが非常に良い。
編入試験の場合、どうにか過去問が手に入っても、自分の答えに自信が持てないのがネックだったので、これは本当にありがたいポイントです。
問題を解くスタンスがわかって、知識がなくて解けない問題を除けば、前よりサクサク答えが出せるようになりました。解くのにかかる時間も短くなったと思う。
過去問は前年のものなんですが、周辺事項についてもかなり解説があるので勉強になります。
あと生命科学の先生の話がほんと面白い。
過去問演習なので、英語はともかく生命科学はある程度知識がないと難しいです。
ですが勉強しはじめの時に受けてみて、これを指針に勉強を進めるというのも効果があると思います。
志望校が決まっていたら早めに受講した方がいいです。
なんか完全にK○LSのまわしものになっていますが、利用する余裕があれば利用した方が合格は早いです。絶対に。
勉強の内容を教えてもらえるだけでなく、予備校の実績からくる「これやっときゃ受かる」的な自信をもらえるのが大きかったです。
通って真面目に勉強すれば受かる、という予備校(普通の大学受験の予備校ってこんなイメージ)ではなくて、自分の勉強を進めるためにどう利用したら効率が良いか、能動的に考えて利用するタイプの予備校かなと思いました。
K○LS=高い=敵、みたいな妙なルサンチマンがあって敬遠していたんですけど、ほんっとにつまらない意地でした。
高くて貧乏人には手が出しにくいのは事実。
でも通ってる方だってきっと高い受講料をぽーんと出せる人ばかりじゃなくて、みんなそれだけの覚悟を持って挑んでるんですよね。
精神論みたいになってきたからこのへんでおしまいにします。
さっ、ラジオ体操でもしよっと。
ご報告
これだけ何も書かないブログで突然こういう報告をするのも卑怯だとは思うのですが。
この度、編入学試験を受験した大学より、合格をいただきました。
一般入試対策のモチベーションが下がってきたから気分転換に、というくらいの感じで出願した編入試験、案の定全く手応えを感じず、絶対ダメだと思っていました。
今年も一般入試を受ける気満々だったので(面接の帰りにセンターの本を見てきたほどです)、思わぬところで受験が終わってしまって、嬉しい反面、若干拍子抜けもしています。
するっといく時にはいくもんなんですね・・・。
なんで受かったのか、未だに疑問でいまいち現実感もありませんけど、こうして貴重な枠に入れていただいたからには、うつをぶり返さないように気をつけつつ、全力で頑張ろうと思います。
やっと前に進めます。
リアルで引きこもりな人間はネットでも引きこもり体質なもので、当初目標に掲げていた「人付き合いを大切にする」というのは達成ならずでしたが、twitterで拝見する受験生の方のつぶやきには本当に力をいただきました。ありがとうございます。
皆さんの成功を心よりお祈りいたします。