続・アラサー女と医学部再受験

文系・元うつ・宅浪→編入試験に合格しました。医学生やってます。

メンタルの弱い人間が医学部で学ぶということ

医学部ってただでさえ勉強が大変なところで、加えて私には元うつという大きな心配の種があり、うつを再発させずにやっていけるのか、入学前からすごく不安でした。

私だけでなく、周囲の人も心配してくれて、とにかく「がんばりすぎんなよ!!」と言ってくれてました。


が、入学してここまで過ごしてきてみて、最近は「意外といけんじゃね?」と自信をつけつつあります。

ポイントは、

  • ある程度守られた環境で(いざとなったら休学すればいいやっていう安心感)
  • 学生みんなに同様の負荷がかかってる(一人でがんばってるわけじゃない)

ということかなあと思ってます。このおかげか、自分はこういう場面に弱いな、だからこういう対策をとろうっていうのを考える余地があります。

それに死ぬ気でがんばらないといけないのも、テストが終わるまでっていう期限つき。期限が見えてれば、まだがんばれる・・・。


という感じで、医学部でのがんばり方が少しずつ見えてきたような気がします。
私の今後の課題としては、力の抜きどころを覚えることかな。もう少し余裕が出てきたら、授業以外にも何か、やることの幅を拡げてみたいです。

この先学年が上がったり、現場に出たりするとどうなるかっていうのはまだ不安ではありますが。


医学生のメンタルをどう守るかっていうのは先生方も気にしてくれていて、「一人で勉強するな、みんなと一緒にやれ」とよく仰います(過去問を手に入れろっていう意味もあるとは思う)。

実際、医療関係者にうつになる人は多いし、メンタルやられて留年しちゃう学生もいますしね・・・。


一人でがんばるのは辛い、というのは受験勉強も一緒ですよね。受験生時代はtwitterに救われてたなと思います。

やりきれない日記

最近のやりきれなさに乗じてやりきれない日記を書きます(あ、でも結果が出てるテストは全部通ってます!(`・∀・´)エッヘン!!)。
オチも特にないです。


バーキットリンパ腫になっちゃった女の子の書き込みのまとめを読みまして。

kijyomatome.com

彼女は治療がうまくいって普通の暮らしができるようになるんですが、一緒に闘病してた人が亡くなった時の感想がやりきれないんですよ。

嘘だ。
同じ病気で、同じように先生の治療を受けて
同じように過ごしていたのに、同じ食べ物を食べていたのに
嘘だ。絶対に嘘だと思った。

同じ病気だったのに薬が効くか効かないか、治るか治らないか。

医学的にはたぶん、遺伝子の変異が薬の効くタイプだったとか、彼女の例とは違うけど、外科的に腫瘍が取りやすい位置だったから摘出できた、みたいに説明はつくと思うんです。

でも患者さんからしたら、そんな変異のタイプとか腫瘍の場所とか関係なくて、治るか治らないかってもはや運みたいなものですよね(たばこが関わるがんとかはちょっと話が違うと思いますが)。


私は今のところ、将来は臨床に進みたいと思っているんですけど、そういう、「運が悪かったからあなたの病気は治りません。対症療法しかできません」っていう場面に出くわすことが絶対ある。

考えただけで、本当にやるせないです。


救いとしては、私の知ってる人の中からも研究医になる人が出てくると思うので、その人たちが治らない病気を治る病気にしてくれるであろうことかなあ。

でも研究医だって、今目の前にいる患者さんの命は救えない。


私が追求したいのは、ざっくりまとめちゃえば患者さんの満足度の高い医療ってことになるのでしょうか。なんか違う気もするけど。

このへん、医学だけでは答えの出ない問題だし、だからこそ他の分野から来た人間に期待されてることの一つでもあるのかなーとは思うのですが。難しいわ。うーん。

【編入】テキスト選び

去年、編入の受験勉強に使った教材まとめを書きましたが、その後医学部に入学してみて「あれは不十分だったな〜」と思ったところが出てきたので補足など。

おすすめテキストについてというより、テキストの選び方についてって感じですかね。

ちゃんと勉強されてる方からしたら、当たり前すぎる内容だと思うんですけど、私は本当に暗中模索って感じだったので、もしそういう方がいたら一助になればと思って、恥を忍んで書きます。

 

で、結論から言うと、医学部で使われてる教科書を調べて、それを目標に、取っつきやすい教材を使っていくっていうのが、私のおすすめです。
その取っつきやすい教材としては、医学生向けのものより、コメディカル向けのものが分かりやすかったりします。


去年書いた記事の中で特に気になっているのが生化学なので、生化学を例に書きますね。

今でも苦手な分野なので偉そうなことは言えないんですけど、やっぱりシンプル生化学は私には向いてなかったなと。
他のシンプルシリーズを何冊か見てみて思ったんですが、これ、本当にシンプルすぎて何も分かってない初学者には向きません。


医学部で生化学っていうと、レーニンジャー、ハーパー、ヴォート、ちょっと軽めのところでリッピンコットシリーズの生化学がメジャーどころのようなのですが*1、そういう分厚い教科書は高いし、買ったとしても読み込めなさそうで、当時は敬遠していました。

が、初学者だからこそ、シンプルシリーズじゃなくてそういう教科書を手に取ってみるべきだったと思います。ちゃんとした文章で書いてあるので分かりやすい。

受験生時代の私にはシンプル生化学はかなりハイレベルだったので(今の私にもアレですが)、看護学生向けの書き込み式のワークノートから攻めていったんですが、この方針は悪くなかったと思います。これのおかげで、分野の全体像がぼんやり見えてきました。


編入試験では「一般入試で入った学生と合流して、ついてこられるか?」というのが問われてる気がするので、その子たちが一般教養とか専門の基礎の授業で使っている教科書を理解できるようになるのが必要、と考えると、やっぱレーニンジャーみたいな本格的な教科書は見据えておいたほうがいいです。

その上で、現時点での自分の理解度との差を埋めるための本を選ぶ。
これは本屋さんとか図書館とかで実際手に取ってみるのがいいかも。医学部生協もいいと思います。


ちゃんとした教科書は、「医学部 生化学 教科書」とかで検索したら、まとめてるサイトが出てきます。

私のお気に入りはこのブログ。群馬大学の解剖の先生が書かれてます。たぶん。

anatomy.med.gunma-u.ac.jp

ま、どの分野をどこまで聞いてくるかは大学次第ですし、時間も限られている中どこまできちんと勉強できるかっていうのも人それぞれ。
取っつきやすい教材に何を選ぶかは、そのへんとも相談ですかね。

*1:実際このへんをちゃんとこなしてる医学生がどれくらいいるのかは疑問ですが、少なくとも先生方はこういう分厚いちゃんとした教科書に書いてあるようなことをわかるようになって欲しいと思って授業をされてるはずです

夏が辛い

気がついたら8月に突入していました。私の7月はどこへ・・・?


先日の「高校生がストレートで医学部入っちゃうと辛くない?」問題、同級生の年寄り学生仲間に聞いてみたところ、

私たちは他の学部(いわゆる「ゆるい」学部)を知ってるからそう感じるけど、医学部しか知らなければきちんと比較はできないはず。

だから他の学部をゆるいって感じてもそれは想像に過ぎなくて、私たちが思ってるような辛さは感じてないんじゃない?

っていう回答でした。そういう見方も出来るのか。

想像の上でも、自分ばっかり大変って思っちゃったら、それはそれで辛い気もするけど。


先日、テスト期間の濃密さについてtwitterで嘆いていたら、「どこも同じなんですね」というコメントをいただきまして(その方がうちの大学の先輩という可能性もなきにしもあらず)、全国の医学生もみんな頑張ってると思えば、私も頑張れるかもしれない。

・・・いや、やっぱり辛いな・・・。

本当、みんな頑張ってます・・・。図書館の混み具合、半端じゃない。


受験生のみなさんも夏は山だと思います。お互い頑張りましょう・・・。