続・アラサー女と医学部再受験

文系・元うつ・宅浪→編入試験に合格しました。医学生やってます。→国家試験に合格しました。研修医やってます。

高校生が医学部を受けるということ

テスト勉強からの逃避で日記書きます。
実際そんな暇すらないくらい追い込まれてるんですけど。

再受験界隈のブログを拝見していて、私も最近同じようなこと考えてた!って記事があったので、その話題について少し。


医学部に入って少し経ちましたが、この学部、テストに次ぐテストで、私が前に通ってた学部とはだいぶ雰囲気違います。なんか常に追い込まれてます。

受験生だったころの方が気楽に勉強してました(それもどうかと思うけど)。
受験終わって医学生になってもテストテストで、もう少しマクロに見ると、すでにCBTや国試の受験生予備軍です。

その先も専門医やら何やらあるし、テストのプレッシャーから完全に解放されることは、しばらくなさそうです。10年とかそういう単位で。


ヒーヒーいうのは学年みんな一緒なんですが、再受験とか学士編入で入ってきた人は、どんなに辛かろうがやるしかない、って腹をくくってる部分がある気がします。


対して、現役一浪二浪で入ってきた人たちはどうなんだろう、ってちょっと考えてしまう。


高校生のとき(もしくは+α)に受験勉強をがんばって医学部に入って、受験が終わってもきついカリキュラムにしたがって頑張って、っていう時に(かつて私がそうだったように)他学部でゆるーく過ごしてる*1高校時代の友達とかをSNSとかで見ちゃったりして、自分と比べてみた時にどう感じるんだろう。

医師になることに対して自分なりに理由づけができていれば、多少複雑な感情を抱いたとしても引き続き頑張れるんじゃないかなと思うんですが、高校の成績よかったからなんとなく、とか、親にすすめられて疑問を抱かずそのまま、とかって感じで医学部に来ちゃった人の場合、辛いかも。


深く考えずに医学部に入っちゃった人たちも、受験で面接とか小論文をクリアしてきたってことは、彼らなりに、その「必然性」の部分についても考えてきたと思うんです。
でも彼らが高校生当時考えてきたであろうことと、医学部に入ってから要求されるもの(覚悟?)とがけっこう乖離しているような気がするのです。


私が高校生だったころと違って、今はオープンキャンパスとか、進路指導がしっかりしてるはずなので、医者になるということについて考える機会はわりとあると思うんですけど、きちんと機能してるんでしょうか。

それとも、そもそも高校生くらいの子に、実際求められるレベルまでリアルに覚悟を決めておけっていうのが無理な話なのか。

難しいですね。


それでも心を折らないで頑張っている彼らは、本当にすごいと思います。
歳のせいか親目線で見てしまうw

*1:あくまで医学部からみたらゆるく見えるという話です。拘束時間短いし、自主性に任されてる部分多いし。ちゃんと勉強を頑張ってる人もいます。私はゆるく過ごしてたけど