続・アラサー女と医学部再受験

文系・元うつ・宅浪→編入試験に合格しました。医学生やってます。→国家試験に合格しました。研修医やってます。

臨床医学(座学)、使った教科書

基礎医学、あと何が抜けてるかちょっとよくわかんないんですけど、書けるうちに臨床医学も書いておきます。臨床科目に入ると、そろそろ国試モードを感じますし(実際はその前にCBTがありますけど)、何よりやっと患者さん見えてきた〜〜って感じがします。

教科書としては、基本的に「病気がみえる」、まだ出版されていない科目は「STEP」、「レビューブック」。

好きな科目はちゃんとした教科書も買ってますが、そうでない科目は上記の最低限でやってます(このへんの教科書を使って座学の定期試験をクリアしてきただけで、臨床実習でもこれだけで通用するかはまだわかりません)。

その他イレギュラーに買った教科書などを挙げてみます。

 

イヤーノート

端的なまとめ本、書き込み用テキストとして。レビューブックもこのポジション。

国試に向けて使うやつは高学年になったらどうせ買うな、と思って、古本を買って科目ごとにバラして使ってました。1冊まるごと持ち歩くのは腰に悪い*1

救急とか麻酔科とか、教科書買うほどではないけど何か持っておきたい、って科目も入っててよい(初学者がこれを読み込めば勉強になるって本ではないですが)。

国試対策用にちゃんと使うやつは同級生やQBに合わせて買ったほうがいいと思うので、2冊買うことになるのさえ受け入れられれば、低学年のうちから使うの、ありだと思います。

皮膚科

皮膚科は専門用語の羅列で、授業聞いてても本当にちんぷんかんぷんだったので(先生ごめんなさい)、教科書書いました。

そうでない人も、皮膚科は写真命なところあるので、なんか本を持ってたほうがいいかもしれないです。

あたらしい皮膚科学

 写真が多く(その分、学校以外、人のいるところで開きにくいのですが・・・)、説明も読みやすいです。

同じ疾患に複数の名前がついてることがちょいちょいあるのですが、それらを対応させてくれてあるのもありがたい。

あたらしい皮膚科学

あたらしい皮膚科学

第3版、表紙がこのブログの背景と妙に合っているw

「まとめてみた 皮膚科」

国試の攻略本って感じの本。用語がわからないゆえのちんぷんかんぷんさ、この本でだいぶ薄らぎました。

皮膚科 (シリーズまとめてみた)

皮膚科 (シリーズまとめてみた)

 

まとめてみたシリーズは使ってる人多いです。全体像がつかめるので、1冊読んでからその分野の勉強に入ると理解しやすいとのこと。

難点は本の小ささ・薄さの割に値段が高いこと。

 

今回はこんなところで。また何か思い出したら追加します!

*1:現在、高学年になってちゃんと使うやつを買ってみたわけですが、バラしたくないけどまるごと持ち歩くのも辛い、アプリもあるけど紙版を使いたい、というジレンマに襲われています

免疫学、医学部に入ってから使った教科書

間が空いて、何の科目をまだ書いてないのかわからなくなってきました。免疫はまだ書いてないはず。


しかし、免疫学もレジュメが詳しかったのであんまり教科書使ってないです・・・。先生にすすめられた教科書は英語だったし、他の科目もあったし。

免疫学は、もし教科書を買うなら新しいやつを買ったほうがいいと思います。概念とか用語とか頻繁に変わるので、古い本で勉強するのは危険かと。
 

「病気がみえる vol.6 免疫・膠原病感染症

 テスト勉強に使った、といえるのはこれくらい。

免疫学は、インターロイキンの番号とか暗記要素もありますが、暗記よりは概念を理解するのが重要だと思うので、授業を聞いてなかったらこれだけじゃどうにもならなかったかも。独学では理解できる気がしないです。

病気がみえる 〈vol.6〉 免疫・膠原病・感染症 (Medical Disease:An Illustrated Reference)

病気がみえる 〈vol.6〉 免疫・膠原病・感染症 (Medical Disease:An Illustrated Reference)

 

 

「現代免疫物語」シリーズ(ブルーバックス

これは編入の勉強してたときに読んだやつ。テスト勉強には使ってませんが、これ読んでなかったら、もっとちんぷんかんぷんだっただろうなあと思うので挙げてみました。

現代免疫物語―花粉症や移植が教える生命の不思議 (ブルーバックス)

現代免疫物語―花粉症や移植が教える生命の不思議 (ブルーバックス)

 


「好きになる免疫学」も昔手に取りましたが、あんまり頭に内容が入ってこなくて、最後まで読めませんでした。

微生物学、医学部に入ってから使った教科書

薬理ほど重たくはないとはいえ、暗記の多い微生物学。細菌とかウイルスとかのあれやこれやを覚えます。

教科書、書こうと思って思い出してみましたけど、テスト対策に使った本ってほとんどないです・・・。授業のレジュメがすごく詳しかったので、それを整理し直す感じで大丈夫でした(教科書を読んでる余裕がなかったとも言える)。

なので、必ずしもテスト勉強に使ったわけではないですが、面白かった本を中心に何冊か挙げます。

「絵でわかる感染症

薬理のところでも挙げましたが、読み物として面白い本。

絵でわかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ)

絵でわかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ)

 

 

「病気がみえる vol.6 免疫・膠原病感染症

免疫の教科書としても、あると便利かなと思ったので、これは臨床科目に入る前に買いました。

ただ、微生物学では細菌・ウイルスの側から勉強するんですが(微生物としての性質)、感染症となると病気の側からの勉強(症状とか)なので、微妙に視点が違うんですよね・・・。

でも消毒薬が効く範囲とか、感染症の法律上の分類とか、あったらあったで便利かと。なくても大丈夫じゃないかなーとは思いますが。

病気がみえる 〈vol.6〉 免疫・膠原病・感染症 (Medical Disease:An Illustrated Reference)

病気がみえる 〈vol.6〉 免疫・膠原病・感染症 (Medical Disease:An Illustrated Reference)

 

 

「戸田新細菌学」

実習のレポートに使いました。ごつい。

でも面白かったです。金銭的にすごく余裕があったら買ってたかもしれない。

戸田新細菌学

戸田新細菌学

 

 

「シンプル微生物学

授業のレジュメが不親切だったら、これを買ってたと思う。大事な内容はだいたい載ってると思います。

シンプル微生物学(改訂第6版)

シンプル微生物学(改訂第6版)

 

シンプル、生化学は好きになれなかったけど、これは気に入りました。

病理学、医学部に入ってから使った教科書+α

正常構造・機能を学ぶにあたってのボスが解剖学なら、臨床科目に入る前の、病気の基礎の部分を学ぶにあたってのボスが病理学。

これもかなり重ための科目でした。病理のコアは、病気とは何がどうなってる状態かっていうストーリーの部分と、画像の二つです。

画像・・・スケッチ・・・うっ、頭が・・・。

病理のスケッチ。顕微鏡で見たものをスケッチするんですが、コツをつかまないとものすごく時間がかかります。
絵の上手下手は関係ないとか言われるんですけど、下手な人間はコツをつかむのも下手なわけです。でもやらないといけない。がんばろう。


教科書の前に、おすすめサイトを紹介しておきます。

病理コア画像

日本病理学会が学生向けに作っている、画像のサイト。画像によっては、見るべきポイントはここ、というガイドがついていてとても親切。

同じサイトの中にある「目指せ病理医!」というPDFの後ろについてる画像集もすごくよいです。テスト前に見てた。

日本病理学会 目指せ 病理医!

 

「ルービン病理学」

ストーリーの部分を理解するのに教科書があると便利。

「ロビンス基礎病理学」 の方がメジャーなのかもしれませんが、私は「ルービン病理学」の方が読みやすくわかりやすい気がして、こっちを使っていました。でも分厚い(ロビンスも分厚い)。

カラー ルービン病理学―臨床医学への基盤

カラー ルービン病理学―臨床医学への基盤

 

 

「病理組織の見方と鑑別診断」

こっちは、画像理解のためのアトラス。

スケッチの時にあると便利ですが、上にあげたサイトでなんとかなるっちゃなる。買うなら教科書よりアトラス優先かなあとは思います。

カラーアトラス病理組織の見方と鑑別診断第5版

カラーアトラス病理組織の見方と鑑別診断第5版

 

 

 「よくわかる病理学の基本としくみ」

私は使いませんでしたが、かんたん系教科書ではこれが人気でした。

図解入門よくわかる病理学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ)

図解入門よくわかる病理学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ)